おうち英語の絵本の読み聞かせについて
英語の読みかせに自信がない‥‥
音源がない絵本はどうしよう
と思っている方も多いのではないでしょうか。
おうち英語関連の書籍には、「読み聞かせは例えカタコトでもOK。親子で楽しむ時間が大事」という意見がほとんど。完璧な発音ではなくても親が読んでくれることで英語がより身近に感じます。発音はCD動画、英会話で直る、だから自信を持ってやっていこう!ということが書かれています。
私もその意見には賛同しています。
とはいえ、
自分はネイティブではないし発音も良くないので「ネイティブの発音も聞かせたい!」というのが親の本音ではないでしょうか。
そこでこの記事では、親の読み聞かせガイドになるような「パソコン・スマホに英語を読み上げてもらうやり方」を紹介します。
- ナチュラルに読んでくれる機能(一部有料)⇛ 音読さん
- 無料でパッと発音が知りたい⇛ Googleレンズ
- ネイティブの読み聞かせなら⇛ Storyline Online
- 英語で童話を聞かせたい⇛ Amazonオーディブル
- 持っている絵本の音源が欲しい⇛ Google Playのオーディオブック
- オンライン英会話で絵本を読む⇛ クラウティ
私自身の体験を話します。最初は自分は簡単な本だけだったので読み聞かせも難なくできました。赤ちゃん向けの絵本にはCDつきの絵本も豊富にあります。
ただ、年齢が上がるにつれ子どもの興味が広がると、内容が複雑になり、読み聞かせがストレスとなることも‥。
親が読む練習をするためにもガイド的な音声がほしいなと思うようになりました。
読み上げ機能の使い方を知っておくと親が疲れているときや喉を痛めたときの助けにもなります。知っておいて損はないですよ。
読み聞かせの練習のためにも、読み上げ機能を使ってみよう!
英語絵本を読み聞かせするメリット
毎日英語絵本を読むことは、短期間で目に見えた成長はありませんし、オンライン英会話やテストよりも地味です。
ただ、ひたすらインプットをすることで知識を増やし理解を深めることは言語化できるスキルを高めるわけですから、長い目で見たら近道ではないかと思うんですよね。
英語絵本を読み聞かせするメリットは大きく3つ。
- 英語が身近になる
- 言葉が覚えやすい
- 海外の文化や価値観に触れられる
①英語が身近になる
絵本は言わば、どこでもドアやタイムマシンのようなもの。疑問を調べに行くことや理想の世界を見つけにどこへでも行けます。
加えておうち英語の場合、訳を通さずに絵本の世界を楽しめます。英語圏の子どもたちと同じ本を読むわけですから、英語圏の子たちと同じ世界観を身近に感じることができます。
毎日読んでる絵本に一冊だけ英語を入れてみる、それだけでも英語が身近になりますよね。
世界の絵本を楽しんで感性を豊かにして欲しい、という個人的な思いもあります。
②言葉が覚えやすい
絵本の重要なポイントの一つは絵とセットということ。言葉では足りない情報や分からない言葉があっても、絵が補足してくれるから言葉が覚えやすいんですよね。
繰り返し読んでいくことで、絵と言葉が結びつき、日本語訳がなくても自然と絵=言葉と覚えられるようになります。
また絵本には、フレーズの繰り返しやリズムの良い表現が多いですよね。これをくり返し聞くことで自然とフレーズを覚えることができるようになっています。
一見難しい言葉でも絵本の世界に引き込まれていると自然と覚えちゃいます。
九九や年号などを歌にすると覚えやすいように英語のフレーズもリズムがあると覚えやすい!
③海外の文化や価値観に触れられる
洋書を読むと海外の生活習慣や考え方など異文化に触れられることができるのもメリットの一つ。あらゆる価値観や考え方の本質に訳を通さず触れることができます。
代表的なのはクリスマスやハロウィンのイベント絵本です。「海外ではこうやって過ごすのね」と親子で話しながら読むと世界をより身近に感じられますよね。
また、登場人物にいろんな人種が出てくるのも海外の絵本ならではですよね。
グローバル社会を生き抜くためにも「多様性を認める」「個性を尊重する」といった感覚は小さな頃から育みたいところ。
ジェンダーについても配慮がされており「科学者が好きな女の子」「ピンクが好きな男の子」などの絵本があります。
読み聞かせのコツ「読み上げ機能を使ってみよう」
洋書の読み聞かせをしたい!でも、自分の発音に自信がない。
そんなあなたには、「読み上げ機能」をガイド的に使ってみることをおすすめします。
読み上げ機能とは、パソコンやスマホで使える機能で、画面に出ている文章を読み上げてくれる機能のことです。
今回紹介するのは以下の5パターン。
- 「音読さん」を使う
- 「Googleレンズ」を使う
- 読み聞かせ動画を探す
- オーディオブックを購入する
①「音読さん」を使う
好きな文章を読み上げてくれるサービスで一番ナチュラルな音声が「音読さん」です。
音読さんとは、テキストを貼り付けると抑揚をつけて読み上げてくれるサービス。パソコン・スマホどちらでも利用可能です。
サイトはこちら⇛ 音読さん
無料で使うには文字数制限がありますが、よりナチュラルな読み上げを求めている方にはおすすめします。
音読さんサンプル(USA)
Created By ondoku3.com
棒読みじゃなくてナチュラルなのがすごい!
音声をカスタマイズできる!
- 英語(アメリカ/イギリス)
- 中国語、フランス語、イタリア語、日本語なども可能
- 男性/女性
- 音声スピード
日常的に使いたい場合には有料会員になる必要がありますが、ワンフレーズのみの少ない文字数であれば無料でも使えます。
価格 | 読める文字 |
---|---|
誰でも | 1,000字/月 |
無料会員 | 5,000字/月 |
980円/月 | 200,000字/月 |
1,980円/月 | 450,000字/月 |
2,980円/月 | 1,000,000字/月 |
1,000字/月までなら登録無しですぐに使えるので試しに使ってみてください。
何かと使えるのでひとまず無料会員登録だけすませておくといいでしょう。
②「Googleレンズ」を使う
英語テキストの一番簡単な読み上げの方法が、Googleレンズを使うことです。
多少の棒読み感はありますが、手軽に使えるのでやり方を覚えておくと重宝します。
Googleレンズとは、画像分析・検索に特化したカメラアプリのことです。
よく使う例
- お花の写真を撮る⇛名前を検索
- ビルの写真を取る⇛住所を検索
- QRコードを読み取る
- 文字を読み取る⇛コピペ
このGoogleレンズは文字を読み取って「読み上げ機能」を使えば簡単に発音を調べることができます。
機械音で棒読み感はありますが、発音が分からない単語や表現に出くわしたときにサッと調べられるので便利ですね。
また、読み上げ音声を音声ペンなどに録音すれば子ども一人で読むことも可能となります。
実際にGoogleレンズを使って読み上げてみた動画
やり方:カメラを立ち上げてGoogleレンズを選択し、テキストを撮る⇛読み上げをタップすると読み上げ
ちなみに、文字の大きさは関係なく読んでくれます。
iPhoneでも利用可能!
iPhoneやiPadなどのiOSでもGoogleレンズを使うことができます。使う場合は「Googleアプリ」「Googleフォト」をインストールする必要があります。
③読み聞かせ動画を探す
絵本の読み聞かせ動画は、特に有名な絵本は探せばたくさん出てきますので英語名で検索してみるのも手です。
探してみると作者本人が話しているものもでてきておもしろいです。
ただし朗読者が無断で掲載している場合は著作権法違法なのですぐに消される可能性もあり。
ここでは探し方と代表的なものを紹介します。
You Tube
You Tubeでは、「絵本名+read along」で検索すると読み聞かせ動画が出てきます。
ただしYou Tubeは当たり外れが多いので事前にチェックが必要ですね。
おすすめしない動画の特徴
- 早口で読む
- 前置きが長い
- 顔出しなし(録音など音だけ利用する場合は関係なし)
これらは、娘の反応もいまいちでした。
おすすめのチャンネル
おすすめしたいチャンネルは、「 Bri reads 」です。
英会話の先生のようにゆっくり分かりやすく読んでくれるお姉さん。表情豊かで楽しい気持ちにさせてくれます。
「Chicka Chicka Boom Boom」「We’re Going on a Bear Hunt」など、有名絵本がタイトルが多くあります。
ゆっくり・はっきり読んでくれているのが分かりますよね!
Storyline Online
「 Storyline Online」は、ハリウッド俳優たちが絵本を読み聞かせてくれる豪華なサイトです。
サイトはこちら⇛ Storyline Online
さすがプロの役者さんたち!感情を込めて読んでくれるので絵本の世界に入り込みやすいのが特徴。音声だけでなく読んでいる動画もついており豊かな表情にも注目してみましょう。
有名な方では、ロード・オブ・ザ・リングのElijah Woodなどがいます。
絵本の種類は少ないですが、「Library Lion」や「 Harry the Dirty Dog」のような有名絵本もあり。
ただ一つ注意点として、あくまでもネイティブ向けのため、基本的に早口で英語初心者だと分かりづらいかもしれません。
④オーディオブックを購入する
気に入った絵本はオーディオブックを購入してみると、いつでもどこでも読めるので読み聞かせがはかどります。
音声のみなので絵はつきません。ご注意ください。
買ったらすぐに楽しめるのが良いですよね。
- Amazonオーディブル(音声のみ)
- Google Playのオーディオブック(音声のみ)
Amazonオーディブル
Amazonオーディブルとは、Amazonが提供する、定額聴き放題制のオーディオブックアプリ。(音声のみ)
サイトはこちら⇛ Amazonオーディブル
プロのナレーターさんが朗読した本を聴くことができます。有料ならではの質の高い朗読が楽しめます。
便利なのですが、Amazonオーディブルは、ビジネス書が多いんですよね。
英語絵本を探してみると、主に童話がありました。
例えば
- 英語で聞く世界の童話(アルク)
- Beauty and the Beast
- 赤ずきんちゃん
もしアレクサを持っていれば、スマホを触らずに聞くこともできるので寝かしつけにも役立ちますよ。
初めての方は2ヶ月間無料なのでお試しに聞いてみてください。
Google Playのオーディオブック
Google Playのオーディオブックとは、Google Play ブックスが提供する、オーディオブック。(音声のみ)
サイトはこちら⇛ Google Playのオーディオブック
iPhone持ちの方でも、Googleアカウントがあれば誰でも利用できます。
例えば
- Dr. seuss シリーズ
- Pete the Cat シリーズ
- Fancy Nancy シリーズ
- Paddington シリーズ
- The Fat Cat Sat on the Mat
絵本ごとの買い切り式。どれも音声のみなためか、安い(252円〜)です。
速度調整機能があるので、初めての子にもおすすめ!
もともと絵本を持っていたDr. seuss シリーズを3冊分購入しました。
楽しい効果音付きで飽きないし気分が上がります。
番外:オンライン英会話の先生に読んでもらうのもあり!
オンライン英会話のクラウティには、キッズコースに「絵本を読んでみよう」コースがあります。
読んでもらう絵本は、市販の絵本ではなくクラウティオリジナルの絵本なので意図とは違うかもしれません。が、英語の絵本を先生に読んでもらうという経験ができるため習慣化しやすいです。
- 読み聞かせを先生に任せたい
- 読み聞かせのやり方を知りたい
という方は英語の導入として試してみても良いかも入れません。
特徴
- 毎日できる
- 時間が選べる(10分/25分)
- 先生と会話しながら読める
- 絵本は学研制作
クラウティはクラス時間が決まっていません。24時間前から予約可能で、直前でもほぼ予約が取れるため、フレキシブルに対応できます。
子どもは予定通りにするのが大変なことがあるのでうれしいですよね。
時間は10分と25分の2つから選べます。飽きっぽい子には10分、会話しながらゆっくり聴きたい子には25分コースがおすすめ。
クラウティは教材費はかかりません。学研制作の子どもに分かりやすいイラストを使った絵本を使っています。クラウティで使われている教材はすべて学研制作のものなので安心感もありますね。
娘と何回か「絵本を読んでみよう」コースを受けています。
絵本は学研のドリルなどにあるような簡単・分かりやすいイラストでした。
質問に答えながら読んでいくためか、内容をよく覚えていました。レッスン後はマイページでいつでも読み返すことができて復習にも◎
質問内容は「Witch one do you like?」「How many 〜?」のようなもの。
絵本を読みながら先生が具体的な質問をしてくれる点が、何より親の読み聞かせするときの勉強になりました。
英語絵本読み聞かせのやり方を具体的に知りたいという方は、無料期間で試してみてはいかがでしょうか?
\8日間無料お試し/
まとめ:読み上げ機能を上手に使って読み聞かせをしよう
- ナチュラルに読んでくれる機能(一部有料)⇛ 音読さん
- 無料でパッと発音が知りたい⇛ Googleレンズ
- ネイティブの読み聞かせなら⇛ Storyline Online
- 英語で童話を聞かせたい⇛ Amazonオーディブル
- 持っている絵本の音源が欲しい⇛ Google Playのオーディオブック
- オンライン英会話で絵本を読む⇛ クラウティ
英語絵本を読み聞かせというと、ハードルが高いと思う方もいるのではないでしょうか。
読み聞かせをすると英語の発音の壁はどうしてもできます。ネイティブではないので英語を読んで突っかかてしまったり、日本語よりの発音になってしまうこともよくあります。
ただおうち英語をしていく中で、親子で楽しむということも子どもにとっては重要だと感じています。
実際、「楽しいと感じて学んだほうが記憶に定着しやすい」というデータもあります。
おうち英語は長期戦。親がストレスを感じてしまっては続けるのが難しいと思います。親子ともにストレスのない方法が一番ですよね。頼れるところは頼っていきましょう。
子どもが自分でタッチペン(音声ペン)を使って読む手もあり
タッチで音が出てくるのがおもしろくておもちゃのようにどんどんリスニングしながらテキストを読むことができますよ。
タッチペンについて詳しくはこちらから
最後まで読んでいただきありがとうございました。